債権譲渡は相手方に通知をする

会社間取引において、金銭的な問題は常につきまといます。最近は、コロナショックなどの影響から資金繰りが悪くなっている会社が増えています。ある程度大きな会社の場合には、十分に体力があるためそこまで問題はありませんが小さな会社の場合には、なかなか体力がないため大変です。例えば、2カ月間位十分なお金が入ってこない場合は、それこそ倒産してしまう可能性も否定できません。

このような場合には、一時しのぎでも良いのでとにかくお金を作ることが大事です。その方法の1つが債権譲渡と呼ばれるものです。この債権の譲渡は、売掛債権を所有している会社ならば大抵利用することができるでしょう。具体的な方法としては、債権を特定の会社に譲渡することでお金を早い段階でもらうことができる仕組みです。

債権譲渡を引き受けてくれる会社があり、その会社は手数料をもらい利益としています。逆に見るならば債権譲渡したい会社は、手数料をお支払いその会社に売掛債権を手渡さなければいけません。ただこれにより、その会社が救われることを考えれば、魅力的な仕組みであることには間違いないです。注意をする人は、相手方に通知をしなければいけないことです。

通知をすることがどのようなデメリットかと言えば、債権譲渡したことがばれてしまうことでしょう。つまり、資金繰りが悪いことが相手の会社にバレてしまいます。そうすると、今後の取引に影響が出ることも否定できません。その点を理解した上で債権譲渡利用するべきです。